第80節
年寄りを大切にせよ。
人間は自分の考えで先へ生まれてきたのではない。みな、神のおかげで生まれてきたので、早く生まれた者ほど世のために働きをたくさんしておる道理であるから、年寄りを敬うのぞ。若い者でも役に立つ人はなんとなく人が敬うようになるが、不都合、不行き届きが重なれば、敬うてくれぬようになる。信心する者は、よう心がけておるがよい。
信心させて頂くものに対する心掛けの一つです。特に若い者には適切です。つい心掛けておっても、おろそかになり勝ちなところです。心掛けというものは、だんだん心掛けずとも自然に出来、自ずと自分のものになる為の心掛けであります。私は年寄りの方に接すると、皺のよった手をしっかりと握って撫でさすりしたい衝動にすらかられます。私もはじめからそうではありませんでした。(昭46・7・31)
秋晴れや 畠の中の 花畑
お宅の献立は老人向きのものになっておりますか。お部屋が日当たりのよい、夏は涼しく冬暖かに工夫がなされてありますか。親が年寄りを大切にしますと、子も孫も大切にするようになります。ここには信心するものの心掛けが説いてあります。(昭52年)
哀楽の 心も老いぬ 冬籠り
合楽の 心もうれし 冬支度
お互いの年の重ね方はどちらでしょうか。教祖様も『信心をすれば一年一年有難うなってくる』と教え給うておられます。このような年の重ね方をするならば、人ばかりでなく、神様が大切にして下さるようです。
恋にかがやく少女の唇のようにうつくしく
山を出た聖者の唇のようにおごそかに
照れば青葉のかがやきて ふれば若葉のいそいそと
おどる心をだきしめて うれし涙にくれておる(昭58・7・9)
金光教祖の御教え183か条について、合楽教会初代教会長大坪総一郎 師が、その要諦・真髄を説かれたものを集録和賀心教典とは
