今日のご理解(2023年6月24日)
理Ⅱ・市村光五郎の伝え・5
「神様はありがたいのであるが、守り(神職)が商法腹で、お札を売って金銀をためることばかり考えて、氏子を苦しめている。此方にはそういうことはしない。お札やお守りはない」と仰せられ、お守りをいただきたいと押して願ったところ、「お守りは、あぜの内(田畑)にある。体を養う物がお守りであろう。そのほかにお守りはあるまい」と仰せられた。
教会長のご理解
既存の神社仏閣のあり方を強烈に批判されてある御理解だと思います。
「商法腹」とあるのも、実際にそうなのですよね。そもそも、人々を大いに惑わせ、また今日でも影響している、日柄や方角などの吉凶を言いだしたのも、皇室の役所である陰陽寮でもなく、それを著したとされる陰陽家の安倍晴明でもなく、後世の真言系の僧侶が偽書として編みだした、祈祷料や占い料やお守り札の料金を得るための、いわばアイデア商品です。当初、陰陽寮はこれを異端の教えとして見向きもしなかったのですが、時代と共に庶民の間で大流行し、もてはやされたものですから、陰陽寮としても取り上げざるを得なくなり、ついには、皇室が発行する暦にまで記載するようになったのです。
もちろん、金光教祖さまが、そのような伝統宗教の黒歴史を御存知のはずもありません。ただただ、道理として神さまにどのように向き合うか、その真・真心を追及されたばかりなのです。
また、それまでの信仰やあらゆる手だてをこうじても、死んでいった家族などの七墓を築かれたことも、このような認識に至られたことに関わっているでしょうね。
そうして、真の神様と出会われ、教導を受けられた結果として、「堂宮は死んだものなり。生きた神を信心せよ。天もちも昔から死んだことなし」の認識のもとに、真のお守りは、天地の恩恵である食物であり、たとえばあぜの内(田畑)にあるお米である、との御理解になったのでしょう。身を守る真のお守りは、ほかにはあるまい、と。考えてみれば、全くその通りで、私共は毎日頂いている食事のおかげで、身体が維持できているのです。守られているのです。まったくもって、これまた前代未聞の教えなのです。
仲原教会での御教え 金光教教典からの一節を取り上げ、解説をつける今日の指針今日のご理解とは
